夫が出会い系で浮気してた

子あり四十路女。若い女の子に目がない夫と冷めた生活を継続中。

歌番組のワイプで口パクする芸人

「クリスマスに聴きたい歌ベスト100」なんてVTRが流れるときにワイプで出演者が歌に合わせて口パクする文化。あれなんなんだろう。誰がやりだしたんだろう。昔は見かけなかった気がする。そもそも昔の歌番組って生放送でほとんどVTRを流さなかったから、口パク芸人も存在しなかったのかな。

 

口パクすることによって得られるものはなんだろうか。

メリットがあるから口パクしてみせているのだろう。

  • この歌が好きアピール
  • こんな古い歌を知ってるアピール

そんなところか。

ワイプに映りこむからには目立ってなんぼの芸能界。真顔でいたり、周りと喋っていたりするよりは「視聴者といっしょにVTRを楽しんでいるアピール」ができるのかもしれない。

 

しかし口パクを見ると苛立つのもまた事実。

VTRの歌が本当に好きで思わず口ずさんでいる、のとは程遠いから。ワイプで口パクする芸人はどの歌でもする。やればやるほどイメージアップにつながるのだと信じこんで、または教え込まれて口パクをする。

こちらは口パクが気になってテレビ画面の一部を物理的に覆いたくなるほど。いっそワイプなんてなければいいのに。だけど、たまに口パクアイドル達のなかで浮きまくっている真顔のアーティストを見るのは好きだ。そう、地蔵のようにただVTRを見まもる姿は本来であればかなり自然体。表現者としては貴重な素顔なのだ。たまにワイプに抜かれたこと自体に驚いて照れ笑いする人もいて、それもわりと好き。ワイプがなくなったらそういう瞬間も見れなくなってしまうのか。口パク芸人は滅びてほしいけれど、ワイプが完全になくなったらすこし寂しい。

芸能人が声をあてること

ドラゴンクエストライバルズをプレイしてみた。手持ちのカードからランダムにひいてリーダーを守りながら対戦するゲームアプリ。ひととおりチュートリアルは終えたものの、フリーマッチの対人で負けまくり、トレーニングに戻るも対AIで負けまくり、私どれだけ馬鹿なのだろかと思うほどむいてない。

リーダーはあらかじめ用意された職業から自由に選ぶことができる。魔法使いゼシカとか、僧侶ククールとか、道具使いトルネコとか。ドラクエシリーズでおなじみのキャラクター達。私は昔のドラクエをやっていないのでよく知らない。なので、リーダーもなんとなく選んでプレイ。なんとなく見た目がかわいいから、アリーナ姫(武道家)で進めようとした。

しかし、大きな壁にぶち当たる。

リーダーって、しゃべるんだよね。声つきなの。アリーナ姫(中川翔子)の声がいただけない。

厳密にいえば、声そのものは悪くないよ?なんだろう、滑舌?表現力?いちいち違和感があるんだよ。プロの声優のなかに素人が混ざってます感が拭えない。

芸能人が声あてるのは別に反対しないよ。ただ、声優の訓練なり、舞台経験なり、ある程度のラインはクリアしてからあててほしい。唐沢寿明(ウッディー)とか、大泉洋レイトン教授)なんかは、すごく良いし。そういえばホマキも上手かった。

一度気になりだすと、アリーナ姫がしゃべるたびにイラッとするようになってしまって。姫をつかうのはやめた。ゲーム自体は難しいけど、頭の体操だと思ってもうちょっとやってみる。

リバウンドとブルゾンちえみ

ここ一週間、体調不良につき運動できず食事も糖質が高いスポーツドリンク(スポーツしてないのに)や菓子パンなどを補給するありさまで、ダイエットは完全に休止。そんな状況で体重計にのるのは恐怖ながらも、毎日計っている。するとどうだろう。リバウンド待ったなしかと思われた体重は、意外なことに減り続けている。てっきり、これまでつけてきた筋肉が分解されて脂肪になってしまったのだろうかと思いきや、体脂肪率も下がりつつある。しかし体感的にはプヨプヨしてきている実感があるので、体調が戻ってダイエット(運動)を再開する頃には体重が増えるのではないかと予想する。

どこかのブログで、ブルゾンちえみがあれだけ過酷なマラソン(有酸素運動)を1日かけてしたにもかかわらず体重は全く減らなかったことに関しての記事を目にした。それによると、人間のからだには「戻ろう」とする性質があるので、いきなりイレギュラーな激しい運動をしたところで身体はなるべく栄養を取り込んで脂肪をもとに戻そうとするらしい。それを読んですごく納得したおぼえがある。無理なダイエットというのは、やはり「無理」なのだ。無理したぶんだけ身体は元に戻ろうとする。それどころか、もっと脂肪をたくわえて危機に備えようとする。だから運動は習慣化しないと意味がないのだなぁと決意を新たにしたところでこの体調不良。はよなおってくれ。

飯がまずいって

笑った。斉藤由貴つきぬけてんなー。子供がかわいそうとか思っててもわざわざ書いたり言ったりするのは野暮よね。まったくなんの問題もなく波風の立たない家庭なんてないし。ただ、純粋に斉藤由貴が面白い。あれだけトップアイドルだったわけだし、女優としての自負もあるだろうし、歌もなんかポワーっとして人気あったよね。「卒業」なんて、まさに斉藤由貴!ってイメージの歌詞だった。

今のご時世だといかにネットでの立ち回りが上手いか、が人気に直接影響するようになっちゃって「好い人」風な芸能人が多いから斉藤由貴とか工藤静香ぐらいパンチがきいてるのが面白い。なんでもかんでもネットで発信する世代とは明らかに一線を画してる、メデイアによってワンクッションおいたイメージが作られていた世代。そのワンクッションが必ずしも良い方向には働かなかった不遇の世代でもあったのかな。変にバッシングされて急に表舞台から消えた芸能人にとってはね。

SNSといえば大森靖子の「音楽は魔法(ではない、けど)」問題については、うーん。あの意思の表しかたは彼女の作風そのままでもある気がするので、ありといえばありなのだろうな。ただあまり直接的にブログやTwitterなどで目にしたい問題ではなかった。

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おにぎりの境界線

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福山雅治、食べたのだろうか。有働アナウンサーお手製の塩むすびを。

もし私が福山雅治だったとして、生放送のゲストに呼ばれ、楽屋に入ったら番組の司会者の手によるおむすびの差し入れがおいてあったら、食べるだろうか。
食べたいか食べたくないか以前に、食べなくてはいけないような気持ちになると思う。わざわざこしらえてくださったものを、手付かずのままというわけにはいかない。

あ、もしかして、それで?

それで福山はインスタにアップしたのだろうか。
表向きは感激として、実のところ問題提起として。

私的なラインとしては、無理だなー。
コンビニとかお店のおにぎりはOKだけど、個人的に握られたおにぎりはNG。実親でも無理。他の家のにおいがするのがだめ。

それでいくと、有働アナのおむすびがもし放送局内食堂の調理場とかで炊かれたご飯でつくられたものだったら、食べられると思う。でも香水とか少しでも香ってたら嫌になると思う。

なんてことを延々と考えてしまうほどに、おにぎりに対する気持ちは複雑。

『怪盗グルーのミニオン危機一髪』ルーシーの声が中島美嘉だと知って

怪盗グルーのミニオン危機一髪を子供と一緒に見てた。

グルーというちょいワルおやじの声は鶴瓶だってすぐ分かった。

ルーシーというやんちゃな女性の声がどうも聞き覚えがあるような感じだけどしゃべり方の癖は私のデータベースには引っ掛からなかったので検索したら、中島美嘉だったのね。道理で声だけには聞き覚えがあったのか。

不思議なことに、ルーシーの声優が誰だかわからない時点ではすごくモヤモヤしながら聴いてたんだけど、中島美嘉だと分かってからは俄然ルーシーが可愛く見えてくる。

だって中島美嘉が一生懸命色んな声を当ててると思ったら、なんか応援したくなるよね。あとなんだか、声そのものにすごく品がある。昔の女優さんみたいな、伸びやかで美しい声なんだなぁ。

鶴瓶の声は……ちょっと勘弁してください。グルーって見た感じそんな年寄じゃないのに、鶴瓶の声はどうしたって鶴瓶師匠で、どうしてもあの顔が思い浮かんでイメージがケンカしちゃうんだよー。

最近の芸能人声優で素晴らしかったのはやっぱりオラフのピエール瀧かな。声のかわいさが本人のイメージと結び付いて化学反応起きてた。

 

(↑まちがえて字幕版貼っちゃった 汗)

寺島しのぶ×野村忠宏 SWITCH 覚書き

女優・寺島しのぶと柔道家野村忠宏の対談。

意外な組合せ。寺島しのぶが野村の大ファンだったことで指名。

 

寺島しのぶは演技とはうって変わってフニャフニャとアンニュイに喋る人だった。役者ってわりとこういうタイプが多いのかな。本人はいたってニュートラルというか、純粋な『いれもの』として存在していて演技のときになかにいれたどぎつい色を輝かせてみせるような。演技していないときの役者ってだいたい脱け殻なのかなと思う。

 

寺島しのぶは家柄のこともあり勝ち負けにこだわるタイプだそうだ。女に生まれたというだけで歌舞伎役者として舞台に立つ資格すら与えられなかったことが相当記憶に残っているらしい。その悔しさから一時はお稽古ごともすべてやめて、部活に打ち込んだことも。でもやっぱり演じることが好きな気持ちは変わらず、舞台役者として1から修行することに。

 

まぁね。歌舞伎役者の家柄に生まれたけど女だから舞台に立てなかった、というのはしのぶにとっては大きな挫折というか存在そのものを否定されるようなことだったのはわかる。

それでもさ、そういう家に生まれついたというのは一般的にみたらものすごいアドバンテージだよね。松たか子だって、あの頃あんなに人気が出たのも家柄のことが大きいと思うし。存在自体にカリスマが付いてるみたいな。

 

えっと、それで寺島しのぶ

野村氏が『本番前の集中のしかたとかありますか?』と聴いても、うーん別にないかなぁとかなりフワフワしてた。

『これだけは他の女優に負けない、みたいな武器はありますか?』には、DNAかな、と。

ほら~、やっぱりすごいアドバンテージなんじゃ~ん!そりゃね、一般家庭出身の女優には逆立ちしたって手に入らないめっちゃ強力な武器ですよね。うん。

 

おもしろかったのは演出家・蜷川幸雄とのエピソード。

まだ駆け出しだったしのぶが蜷川幸雄の演出で舞台に出ることになった。噂通りに激しい演技指導。しかもその舞台が常に雨が降っているという演出で、打ち付ける水がかなり高いところから落ちてくる。それを頭で受け続けていたら痛くなってきてしまった。あまりに痛かったので、先輩役者の『肩で受ければ痛くないよ』というアドバイスを参考に雨を肩で受けるようにしたしのぶ。それを見た蜷川は激怒。

『何やってんだ!雨は頭で受けるんだろーが!』

しかし、しのぶは引き下がらなかった。

『そんなに言うならこっちきてやってみてくださいよ!!!』

そう言い返された蜷川は雨が打ち付ける舞台に立ち、頭で受けた。そして言った。

『…肩でいい』

 

あの頃は若くて、生意気言っちゃったんですよねー、と現在のしのぶが頬笑む。

 

当時のしのぶは、駆け出しにもかかわらず真っ赤なベンツを乗り回し、付き人をたくさん引き連れていた。

蜷川はそれについて『今はまだ実力がともなっていない。だけどお前はそれをやめるな。お嬢様はどうやったってお嬢様なんだから。これから役者として実力を身につけたとき、すごい女優になる』と言っていたそうだ。

はー、こういうエピソード大好き。サクセスストーリーというかなんというか。

 

役者という職業には明確な勝ち負けがないから、身体ひとつで戦いぬくアスリートに憧れるとも言っていたしのぶ。話し方はフワフワしていたけど彼女自身の人を惹き付ける魅力が半端ないと感じた。

 

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