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四十路になったおいわいに

女が四十をむかえるとき。それはなにかのおわりでもあり、はじまりでもある。

もしもし春? いまどこ?

寒くてピクニックどころじゃないわねー。いつ来るのかしらね、春は?

暖かいとみせかけて風がピューピュー吹くようなツンデレな気候は春とは呼ばないのよ。もっと激甘に甘々なポカポカ陽気しかわたしは春とは呼ばないわ。

道行く人すべてが敵に思えるわ。あぶないヤツかしらね。まぁ、敵と言うよりはなんていうか別世界の人たちみたいな。

わたしが思う普通や善悪の基準からはみんな程遠く思えるの。家族でさえもね。話が通じないし、やることなすこと全部裏目にでるし、おなじ空気を吸っているだけでHPがどんどん削られていく毒の沼地にいるみたいにね。

 

おかしいなーって思うわけ。

わたしはせめて味方のそばにいたいと思って、結婚だの出産だのしたのに、気づいたら味方なんて誰もそばにいないのよ。

どんなホラーよりも、ミステリーよりも、おそろしい事実。

 

先立つものはお金だけじゃないわね。

お金じゃ病気は消せないもの。先立つものは、お金と健康ね。

なんかこう、いっぱい歩いてポスティングとかするバイトでもしようかしら。

陽の当たらない部屋で黙々と内職を続けるよりは、なんとなく明るい気持ちになりそうよね。