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四十路になったおいわいに

女が四十をむかえるとき。それはなにかのおわりでもあり、はじまりでもある。

あこがれだった部活動

今週のお題「部活動」について、書いてみたい。

わたしは部活動をろくにやったことがない。中学、高校、いずれも美術部とは名ばかりの帰宅部同然のゆるいところに所属していた。

しかしわたしにはひそかに憧れている部があった。それは吹奏楽部。

吹奏楽に、というより音楽活動そのものに憧れを抱いていた。

親の希望で習字とそろばんに通わされながら、実は音楽的なことを習ってみたいと思っていた。しかし、希望を親に伝えることはできなかった。その理由は、経済的事情と母親の心境に気を使ったから。

いま思い返してみると、そんなこと考えずにやりたいことをやりたいとハッキリ示すべきだったのだ。

経済的事情なんて、習字とそろばんをやめてそっちにまわせばよいのだし、母親の耳が聴こえないからといって音楽的な興味をなかったことにするよりは生き生きと何かに夢中になっていたほうが親としても子としても無理がないはずだ。

絵を描くことは嫌いではなかった。

しかし夏の研修で美大の先生が教えてくれることに、心底夢中になることはないと思った。無心にもののかたちを描いたり色をまぜて塗ったりすることはたのしい。とにかく無心になれるから。日々の煩悩からすこしだけ離れることができるから。

絵でなにかを表したいというよりも、無心になるための絵。わたしにとって美術部とはそれを思い知った場所だった。

では大人になったいま、念願だった吹奏楽や音楽の世界に身を投じるかというと、やっぱりいろいろな不安が壁となって乗り越えていけない。お金とか、時間とか、いちからなにかを始めることへの怖さ。

部活動に打ち込んでいたというひとを尊敬する。わたしにはできないことだ。

うちの子は一体どんな部活動に興味を持つだろうか。なるべく虎視眈々と目を光らせていたいけど、進学するころにはもう部活動のシステム自体、破綻しているのではないかなという気もする。先生方の負担が半端ないですよね。