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四十路になったおいわいに

女が四十をむかえるとき。それはなにかのおわりでもあり、はじまりでもある。

YUKIには「嫌みのないエロさ」があると男は言った

「メランコリニスタ」のミュージックビデオを見ているときだった。

挑発的なポーズでスプーンをべろべろ舐めまくるYUKIを見て男が発した言葉だった。

YUKIって、嫌みのないエロさがあるよね」

わたしはすぐに返答できずにいた。

意味がわからなかったので、その言葉が時間の経過とともに脳内に沁みこむのを待った。

だけどいくら待っても、やっぱり解せなかった。

わたしはその映像を見ていささか不愉快になっていたのだ。

曲は好きだった。踊り出したくなるようなナンバー。あえて意味をなさないように語感だけで並べられた歌詞。

それがなぜこのようなエロい動きと結び付くのかがわからなかったし、別にエロさを求めて映像を見たわけではないのに、YUKIのやたらエロい舌の動きに不意をつかれて機嫌が悪かった。

それなのにこれが、どうして「嫌みがない」なんて受け取れるんだろう。

これが男女のちがいなのだろうか。かわいい女性の突然のエロは男にとってよろこばしいことなんだろう。と、目の前の男が世の中のすべての男代表にみえてきて、男ってやつは、と舌打ちしたくなった。

 

あれから十数年。

あらためてよくみたら、曲のジャケットも乳首出してるし。

なんだかな、YUKIとは一生相容れそうにないや。

メランコリニスタ

メランコリニスタ