夫が出会い系で浮気してたけどどうでもいいや

子あり四十路女。若い女の子に目がない夫と冷めた生活を継続中。

無理矢理続けると死に至る

早起きが苦手だ。たくさん眠っても目覚めが悪い。自分で決めた時間に好きなように起きることができないと神経が磨り減るような気がする。だから働き始めてから、子供が生まれてから、義務感だけで起きる朝がとても苦手だ。

こんな人間なので、結婚からしてむいてなかった。ダメダコリャ、というのはかなり早い段階でわかったけど、家出をしても連れ戻されるなどして別れ方がわからなくなり最終的には命を懸けた。これでさすがに連れ戻されることはあるまいと思ったが詰めが甘かった。しかもうっかり子供までつくってしまった。震災がなければうっかり子供を持ってみたいなんて思わなかっただろうに、結果的に母親になってしまった。

私はつねに違う人生に思いを馳せる性質らしい。

とても昔に一緒になりたいと思っていた男には愛されず、別れてからもずっとifの世界ばかりを考えていた。今も本質的には変わらない。誰とも結婚せずにずっと独りで好きに生活している私が現実で、この毎朝義務感だけで起きて家事をしている私は幻なのだ。幻の世界には感情がない。すべてがスクリーンに映し出された平面で凹凸もなければ匂いもない。そのペラペラに腹を立てても仕方がないけど、憎しみだけは生々しい薔薇のように、ローストビーフのように、鮮やかである。