人気子供YouTuberを見て「トゥルーマン・ショー」を思う
一般人の子供が出てきてオモチャやアプリを紹介するチャンネル。彼ら人気Youtuberの収入はものすごく多いらしい。そうなるともう「一般人」というくくりではなく、もはや芸能人と肩を並べるほどの有名人なのだろう。
その中でも「かんなとあきら」という人気チャンネルがある。出演者は熊本に住む小学生女子のかんなちゃんとあきらちゃん、そして妹のあさひちゃん、さらにその下に弟のぎんた君。時には父親も動画に登場して一緒に遊ぶ「コウゲイシャ」というチャンネルもある。動画の撮影・編集や監督などは主に母親かと思われ、一家総出で動画を作成し続け今やYouTubeの一大コンテンツとなっている。
なぜ私がここまで彼らのことを知っているかというと、うちの息子が好きでよく一緒に動画を見ているから。彼ら一家がほぼ毎日のように公開している動画を見れば、そんな基本的な家族のプロフィールなどは簡単にわかってしまう。
とくに末っ子のぎんた君に関しては、母親のお腹にいる段階から動画に登場していた。名付け親となったのはかんなちゃんだかあきらちゃんだかで、姉妹で弟の名前を付けていたような気がする。
考えてもみてくださいよ。
ぎんた君からしたら、自分が生まれる前から世界中に公開され、応援され、誕生してからはそれを撮るためのカメラがあるのが当たり前なんですよ。
そう考えたとき「それって、トゥルーマン・ショーじゃん! 」と私は思わず興奮してしまいました。
映画が公開されたのは1998年。けっこう昔ですね。
これを見た当時は、完全に架空の物語だと思って見ていたんですよ。
それがまさか20年足らずで同じようなことが現実で起こりうる時代になってしまうとは。
といってもトゥルーマンは青春時代も何もかも、結婚相手まで番組側の決定に左右されていた人生で、一方現代のネイティブ子供Youtuberはまだ小学生くらい。
今後、かんなあきらが成長していけば妹や弟にバトンタッチしていくのかどうなのかといったところでしょうね。
いち視聴者としては、こうなったら人生の節目節目を見守りたい気持ちもなくはない。それこそトゥルーマンを四六時中見守っていた世界中のファンのように。