懸賞に当たらないのは人徳が足りないから

懸賞に当たらない。まるで当たらない。

懸賞ってのは当たらないのが普通なのだと思って生きてきた。

しかし夫の母親つまり義母がバンバン懸賞を当てているのをみて驚いた。懸賞に当たらない人もいれば、当たる人もいるのである。インチキでないかぎり、絶対に当選者がいる。

義母は私とは正反対の人間だと思う。

掃除が好き、料理も得意、性格は明るくて社交的、奉仕の精神が豊富。

いつも丁寧に暮らしている。そのうえケチではなくて、いつもなにかものをくれる。

その義母の趣味が、懸賞。

商品のバーコードやお店のレシートなどをせっせと集めて丁寧にハガキを書いている。見せてもらったことがあるけど、字もきれいに書いてあるし、商品についての感想や意見もきちんと書き込む。

そもそも私とは応募している懸賞の母数自体がちがうんだろうけど、義母は懸賞によく当たる。

それを目の当たりにすると「徳の高い人のとろには良い運気が集まってくる」と思わざるを得ない。

私は怠けてばかりいるし、人を悪く思うことも少なくないし、徳ポイントがいっつもカツカツなんだと思う。