絶好調な夫をみてまた絶不調

牛乳はこぼすしコップは倒すし子供にケガさせそうになるし私はもうだめかもしれない。

 

一週間前の私は腹は立っていたけど今みたいに脳がオーバーヒートしてる状態ではなかった。

一人になりたい。いつだって願いはそれだけ。

雨の音を聴きながら寝室に横たわっていると息子がベッドにあがってきて飛びはねる。いつかのように壁に顔面をぶつけるのではないか、床に頭から落下するのではないかと気が気ではない。心が休まらない。

 

まるで浮気しようとしていたことなんてなかったかのようにふるまう夫が、私にあれしろこれしろと叫ぶ。

 

絶好調だね。と私は精一杯の皮肉をこめて言う。

 

そうすると夫は『あなたこそ絶好調だよね』と対抗してくる。私が絶好調でないと困るのはあんたではなかったのか。またこのパターンか。断言する。夫はあと数年以内にまたやらかす。そうやって形だけの反省をして生活態度もあらためずにのうのうと私に口出ししてくる汚なさ。私はいつだって冷静に見ている。