夫が出会い系で浮気してた

子あり四十路女。若い女の子に目がない夫と冷めた生活を継続中。

物と魔法は使いよう

今週のお題「もしも魔法が使えたら」について、わりと本気で考え込んでいた。

 

例えば美しくなりたいとか、使用人付きのお屋敷に住みたいとか、そういうのはたいがいお金で解決できてしまう。

ではいくら使ってもなくならないお金がわいてくる魔法はどうだろうか。今まで質素に暮らしていた人間がいきなりたくさんお金を使い始めると、お金の流れを不審に思われて税務署の調査が入ってしまうだろう。そうなったら『魔法なんで』と言い訳しても信じてもらえず魔女狩りされてしまうかもしれない。

命をとられたり、後ろ指さされたりされるのは嫌だな。お金関係は却下。

 

お金で買えないものを魔法で解決できたらいい。お金で買えないもの代表といえば健康。怪我はもちろん、難病を治したり、生きづらさの原因になる発達障害鬱病を取り除いたり。なかなかいい案だ。

魔法でかならず人も動物も健康にすることができたら、身近な人だけじゃなく病気で困ってる人すべてを助けたくなるだろう。そうしたら評判が評判を呼んでたくさんの人が殺到するにちがいない。個人では捌ききれないほどになる。宗教法人化して統率を計るも、どうしても我先にとグイグイ来る人も多くなる。最終的にはヤクザの親玉とか国家の要人の病を治すために監禁されてしまう。子供を人質にとられるなどして。最初に魔法で望んだのは個人的平和のはずだったのに。これも却下。

 

それならばシンプルに空を飛びたい。

ラムちゃんみたいに、身体ひとつでひゅるっと飛びたい。

ただしかし私はラムちゃんのように若くも可愛くもないから、もし太陽が明るいうちに飛行するとしたらスカートは厳禁。他の人が見たくもないものをさらすわけにはいかない。

飛行中は髪の毛もワッサーとなるからまとめたり短くしたりしないと。鼻水を拭いたテイッシュやスマホを下に落とさないようにもしないと。とくにスマホなんて重量のあるものは落下したら凶器になる。飛行中にスマホは使わないほうがいい。あと空の先輩方、カラスに突っつかれそう。

なんだか空を飛べるのもめんどくさくなってきた。最初のうちは面白がって飛ぶだろうけど、そのうち飛ばなくなる気配が濃厚。

 

そう考えると、ドラえもんって最強かもしれない。

どこでもドア、暗記パン、タイム風呂敷。どれも切実に使いたい。