40歳がツイキャスの若者をみて思うこと

ツイキャスをここ一週間くらい見てみて、十代半ばから二十歳そこそこの利用者が圧倒的に多いことはわかった。そもそもネットでは顔は隠すもの、としてきた私からするとネイティブスマホ世代は異次元すぎた。

あと気づいたのが、ツイキャスって配信者と視聴者の垣根がほとんどない。スマホさえあればどっちも簡単にできるから、配信者が視聴者でもあり、視聴者が配信者でもあることがとても多い。それがなにを意味するかというと「ROMでだんまり」もしくは「ツイキャスTwitterで自己アピールをしない人」はほぼ透明な存在として扱われる、ということ。ニコ生のコメントはデフォルトで名無しなことを考えると、TwiCasはそれよりSNS化した動画配信サイトなんだと思う。

そんなツイキャスを最近みていたのだけど、中年にはきつかった。ことあるごとに世代間のギャップと自分の年齢を再認識させられる。さらにこんなこと言うとさらにババア感が増すけれど、漢字読めなさすぎ。とある配信で、すごく美人で見とれてたらコメント欄の「訴訟」が読めなくて、誰かが読み方を教えても「そしょう、ってなに?」と言っていたのに衝撃を受けた。そりゃ、言葉をたくさん知ってる若者だっているだろうけど、そういうひとはあまりツイキャスでは配信していないのか配信タグに「漢字弱者」なんてものまであったりして、本どころかブログ文化も先細りなことをしみじみと感じた。

moi! ツイキャス主の本 3 (エンターブレインムック)

本とか出てるんだ……。私もあと20年ほど若ければ配信してみたかったわ。