夫が出会い系で浮気してた

子あり四十路女。若い女の子に目がない夫と冷めた生活を継続中。

ショタおね

かつて夫の女子高生好きを鼻で笑っていたのだが、このたび自分の性癖に気づかされることがあり戸惑っている。

ジャンルで言うと「ショタおね」。。。

年端の行かぬ少年が成年女性に思いを寄せる……という、あらためて文章にしてみると直視できぬほどの気恥ずかしさ。しかしこの恥ずかしさこそまた性癖なのかもしれない。

きっかけは「ヤンキーショタとオタクおねえさん」という漫画を読んだこと。

タイトルの通り、ヤンキー(風味の両親に育てられたヤンキールックスの)ショタ(小学校高学年男子)が、隣の家のオタク(ショタものBLNL広く好きらしい)おねえさん(社会人)にぞっこんに惚れており、ショタ側から猛攻しまくる(しかしおねえさんは気がつかない)ラブコメ漫画である。

この漫画を読んで「これだ」と確信した。こんなに刺さるジャンルは他にない。ショタおねが好きだったのか私。やっと気づくことができた。

これまでにも、ショタおねに近いと思われる漫画を読んだことはあった。

 

私の少年

これも小学生男子×成人女性。

描写はかなりリアル寄りで、二人のただならぬ(肉体関係とはいかないまでも他人にしては近すぎる)関係を心配した少年の父親や、主人公女性の上司によって二人は距離を置かざるを得なくなる。まぁ普通そうなるだろうねという展開。親戚でも知人でもなく、まったくの他人と子供が仲良くなってたら親としては引き離すだろう。

それから数年経ち、小学生だった少年は中学生になり、未だに主人公女性にベタ惚れ。

まだ完結していないが、東京に戻ったヒロインと中学生となった少年は再び距離が縮まり、どうなるのかといったところ。

ヒロインはかなり自制しているので、このままゆるく少年の成長を見守り、最後は少年側から離れていくさまが爽やかに描かれるのではなかろうか。まぁ、キスくらいはしてしまうかもしれないけど。どうだろうか。

 

「恋のツキ」

恋のツキ(1) (モーニングコミックス)

恋のツキ(1) (モーニングコミックス)

 

15歳男子高生×31歳社会人女性、

ショタではない(と思う。詳しくないけど)上に、どちらかというとショタおねというよりはおねショタ?に分類されるのだろうか。成人女性(ワコ)のほうが男子高生(伊古)にグイグイいったことにより肉体関係が成立したので。

しかし、一回り以上年齢差のある年上女性と年下男性が関係を持つと決して楽しいことばかりではないということがまざまざと描かれていて大変苦しかった。

特に、ワコが家で浴室掃除をしている姿を見て伊古が無意識に「お母さん」と呼びかけてしまうところ。埋められない年代の差。

あと伊古が同年代の女の子を夢に見たり、自分と同じくらい若い同年代カップルを見て悔しそうにしたりするところも辛かった。

しかもそれらのことをワコは知らない。

読み手としてはふらふらと男の好意を渡り歩くワコよりも青春を全て消費しつつある伊古のほうに肩入れしてしまい、終盤で二人が別れたときにはほっとした。しかし、大学生になった伊古はまだワコと続いていたという衝撃のラストを迎えてしまって「いやこれワコの妄想では?」と思ってしまったものだった。

 

猫と私の金曜日

猫と私の金曜日 1 (マーガレットコミックス)

猫と私の金曜日 1 (マーガレットコミックス)

 

男子小学生×女子高生。二人はいとこ同士。男子小学生の猫太が女子高生の愛にベタ惚れしてグイグイくる。これぞショタおね……なんだけど、どうも、猫太がイケメンすぎて小学生に見えないところが私的にはいまいちだった。それさえ目を瞑れば、というか「この子は小学生なんだ」と強く思い込むフィルターをかければかなりいけます。

描写はキスあたりまで。とはいえ、かなり頻繁に繰り返されるので「大丈夫なのか?」と心配になるほど。終盤になると互いの親も公認なのでショタおねについてまわる「後ろめたさ」「淫行」などの暗いイメージがほぼ皆無なところが逆にすごい。陽のパワー。

 

こうして書き出して思うのは自分にとってショタおねの魅力は

「絶対やってはだめなこと」「許されない関係」「犯罪であり罰せられる」が前提としてありながら、

「それでも少年の一途な姿にぐっときてしまう」というところ。

あと年上女性の反応に思い切り一喜一憂するショタの尊さ。

なのであまりハードなものではなくて、ピュアなショタの姿が見られるのであればむしろ恋愛が成就しないままどっちつかずな関係のほうがいい。

目下の悩みは、ショタおねで検索するとおねショタばかり表示されてしまうこと。

おねショタは「おもに年上女性が先導して少年を誘惑する」ものであり、私が求めるショタおねの「ショタが頑張って年上女性に振り向いてもらおうと奮闘する」ものとはかなり違う。まだ一緒くたにされているところが多いのだろうか。

しかし、あまりにジャンルが発展してしまうと性質的に取り締まりの対象とかになってしまうかもしれないという心配もある。複雑だ。