日記が好きな理由
見知らぬ人のブログ日記を読むのが好きだ。
普段他人とほとんど接することがないわたしにとって、誰かの生きた日記を読むということはとても人間的な行動に値する。
自分との共通点があったり、なかったりする。見知らぬ他人だから、違っていれば当たり前、逆にすこしでも似た考えに触れるとうれしくなる。
映画や小説を楽しむように、彼や彼女が、どこかで違う人生を送っている自分のようにも感じる。
人間という大きなくくりの生命体としての意識、みたいな。
宇宙から地球を見たときに感じる光みたいなもの。
生命の営みのなかに、微かな粒子となってわたしも彼も彼女もあの子もあいつもみんないる。
ブログという形式をとっているから、ある程度「外に向かって綴られた文章」なところも好き。
Twitterだとライブ感が強く、見たからには反応しなくては、と読むことに徹するのが後ろめたくなる。勝手に盗み見しているような気持ちになるときも。
とはいえブログも、ひとりごと気分で好き勝手書いてたらいきなりコメントをもらって面食らうこともある。
公開している以上、誰に見られてもいいくらいの感覚を常に持ち合わせることは一般人には難しいのかもしれない。