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四十路になったおいわいに

女が四十をむかえるとき。それはなにかのおわりでもあり、はじまりでもある。

老いがきゅうにこわくなりはじめる

OKK。今年は花粉がそうでもないな! と思った矢先にアタックが来た。

目のかゆみ、鼻喉にまつわる諸症状。

地味に困るのが喉もやられて声が出ないこと。

 

老嬢は今日も上機嫌 (新潮文庫)

老嬢は今日も上機嫌 (新潮文庫)

 

吉行和子さんという女優がいますよね。学園の理事長とか祖母役とかでおなじみの。

その吉行さんの特徴のひとつがドラえもんっぽい声。なんていうかこう、「おばあちゃん」的な。

それってある日突然声変わりしたらしいんですよ。

十年前くらいに「笑っていいとも」でゲストに来たときに、ちょうどそのタイミングだったみたいで、本人がそう言ってた。

なんですかねー、声変わりかしらねー、って。

いままでとまったくちがう吉行さんのがらがら声に、タモリもびっくりしてたのをおぼえてる。

なぜいまその話を思い出したかというと、わたしももしかして声変わりするんじゃないかという恐怖から。

風邪や花粉症で喉をやられて声がかすれるたびに、どんどん声の高さが低くなってる気がするんです。そしてこれを繰り返すことで、立派なおばあちゃん声になるんだわ……と悲観しているところ。

つらい。加齢がつらい。衰えがつらい。

これから身体のあちこちが悪くなることばかりで、良くなることなんてないんだ。ピークはとうに過ぎて、あとは下り坂を転げ落ちるのみ。つらい。

 

わたしは「年を取る」ということを、かなり甘くみていたのかもしれない。