喫煙までのハードルが多いから
ここ数日間、スーパーやコンビニに入るたびに煙草を買うかどうかで心が揺れている。
結局買わないで店を出る。買わない理由は乗り越えるべきハードルが多すぎるから。
喫煙の習慣があったのは十年ほど前で、禁煙してからは煙草とは無縁の生活を送った。数年前のある日を除いては。
数年前に今と似たような衝動にかられたときのこと。コンビニで適当な煙草とライターを買い、外にある灰皿のところで吸った。そのあと具合が悪くなり吐いてしまった。煙草イコール嘔吐、と記憶に刻み込まれた私はもう煙草を吸ってみたいとすら思わなくなった、はずだった。
しかし、煙草にまたしても憧れつつある。吸ったときの「身体に毒がはいってくる」感じ。身体中の血管が細くなって血のめぐりが緩慢になるような心地。
私が煙草を買えない理由はいろいろある。
どこで吸うのか
煙草を吸う場所が思いつかない。
車:夫(非喫煙者)と子供が乗るときに匂いが残ってたらいけない
喫煙可能な飲食店内:煙の多いところに居たくない
コンビニの屋外:知り合いにあったら気まずい
数年前の嘔吐時はコンビニだったけど、その頃は近所にほとんど知り合いがいなかった。
どうやって買うのか
昔吸ってたときはtaspo導入前。今の自動販売機でtaspoが必要かどうかすらよく分からない。多分taspoなしでは買えないんだろうと思ってる。
コンビニとかスーパーの対面販売は銘柄がよくわからなくて番号を指定できない。
よくコンビニで客と店員で「銘柄vs番号」の問答をしてるのを見るけど、銘柄も多すぎてわけがわからない。
どこに保管するのか
煙草を無事に入手できたとして、どこにしまっておくかが問題。
家族には知られたくない。夫に見咎められて正論をぶつけられるのも呆れられて非難されるのも嫌。今の私にとって煙草は自由の象徴でもある。だから家族には完全に秘密にしないと意味がない。
そういうわけで、一本か二本吸い終わったら残りは全て処分するしかない。うーん、流石に勿体ない。一本だけ売ってくれるお店があったらいい。
煙草を吸うにはハードルが多すぎる
それを乗り越えてまで吸いたいかと自問すると喫煙願望が薄れるくらい。
現代の煙草事情では簡単に喫煙するのは無理。新たな喫煙者を増やさない仕組みになっている。そう思うと、お酒は世間的にまだかなりゆるいほうだよね。
そんなこんなで煙草に関してはあきらめつつ、ベイプとかいう電子タバコを買おうかとも一瞬思った。なんでアイコスじゃなくてベイプかっていうと、安いから。
ベイプはタールもニコチンも含まないリキッドがメインだとかで、熱した香料の水蒸気を口から吸うって、、アロマ? ちょっと意味がわからないというか、口から吸って楽しいものなんだろうか?と疑問が残る。
でも、ガラムを吸いたいのを紛らわすためにクローブのリキッドを試したいからベイプ買ってしまうかもしれない。