顔を出せるひとは、つよい。
ジャスフォーこと四十歳のわたしとしては、ネットに顔を晒すことは恐怖でしかないです。身バレ→特定→ご近所ヒソヒソというお先真っ暗なコンボしか思いつかないの。
しかし、今やスマホネイティブ世代が「顔出し当たり前」なポジティブなメンタルでもってネットにばーんとお顔を出しているのがあちこちで見受けられます。
わたしとしては、それがヒジョーにうらやましい。
まず、ネットに顔を出せる精神そのものが、ある意味健全。ある意味ネットの申し子。
そして、顔を出せる若さそのものが、いいなー、とつくづく感心してしまうわけです。
顔が見えると親近感がまるで違うんですよね。
こういう人が書いてるのかー、なるほど、と3000字の文章よりも1枚の画像のほうが説得力があることも。
ただ若いお嬢さんにおかれましては、やっぱり気を付けたほうがいいのかなと老婆心ながら思いますね。
ネットの向こうで見ている輩が、お嬢さんの綺麗なお姿を見て、必要以上の親近感を抱いて接近してくることが無きにしも非ずですから。
とはいえ、自分が若さあふれてキレーな身体だったら、ネットで見せたくなる気持ちもわからなくもないです。
もし二十年、三十年前に今のようなインターネット環境があったら、わたしも身を持ち崩していただろうと想像することが容易なので。そりゃまあ、今の自分に比べたら、ずっと痩せていたし、若かったし、ものすごく道を踏み外していたんじゃないかなーと思うわけですよ。
綺麗で若くて可愛いものは目を引きます。
それは人間の本能といってもいいくらい。
ところで、「若い人はネットに顔出しすることのハードルが低い」傾向にありますが、それでもまだ抵抗をおぼえる人は少なくないと思います。若くても。
抵抗がある、だけど顔出しをしてみたい、のハザマにある人ね。
そういう人って、見ていると面白いんですよね。
すごく慎重に、段階的に出していくの。
まずは身体の一部。
それからもっと引いて、影になっている全体像とか、顔を除いた全部とか。
さらに顔の一部。
あとはもう時間の問題ですね。
ブログやSNSには上げなくても、個人的なやりとりでフツーにお顔の画像を送っちゃうんじゃないですかね。
まーわたしには遠い世界のお話ですけども。
キレイになりたいとか、恋をしたいとか、そんな気持ちは遠い遠いお空の向こうにおいてきてしまいましたんでね。よっこらしょ。