続かないのが幸いだった

ホルモンバランスのせいで、とつぜんなにかに熱中しては冷める、というのを毎月くりかえしている。

今回のは飲酒。

一週間くらい毎晩強いお酒を飲み続けてしんだように眠っては夜中に目覚めて吐き気と戦っていた。飲んでいたのはラム酒。牛乳や炭酸水で割って浴びるように飲んだ。ストロングゼロだったなら空き缶がわかりやすく増えるので罪悪感がより増したかもしれない。しかしこのままではアル中まっしぐら、と危機感をおぼえたあたりで雲が晴れたようにアルコールへの欲望がすっかりなくなってしまった。ホルモンバランスのおかげというか、しわざというか、持続しないことで救われた例だった。

PMSあるいはホルモンバランスによってわたしの心身があやつられている気がする。大きな波がおそってきてなすすべもなく流されるように人生はすすむ。